オアシスからスマホまで―私の働く30年史―

勤続30年の表彰をいただきました。
ありがたいことです。

振り返れば、この会社に入ったきっかけは高校生の時にふと目にした新聞記事でした。
「2年後に新しい会社ができます」という記事を見て、「この会社に入りたいな」と思ったのを覚えています。

高校卒業後は県外の専門学校に進学しましたが、卒業してもしばらく就職先が決まらずにいたとき、今の会社で空きが出たと声をかけていただき、面接を受けたのが始まりでした。

あれからもう30年――。本当に早いものです。

その間に結婚・出産、夫の他界、子どもの結婚、そして自分の体調不良など、人生でもいろんなことがありました。
会社を長期休職したこともあります。
仕事の内容も、現場から内勤へと変わり、部署異動も経験しました。小さい会社ながら、毎日いろんな出来事がありました。

入社当時は、会社にパソコンが数台しかなく、文章作成はワープロの時代。
私は富士通の「オアシス」を使っていました。
そのうちパソコンが普及し、「一太郎」から「ワード」へ。
「インターネットって何?」という頃には、電車の時間も紙の時刻表で調べていたものです。
それが今ではスマホが当たり前。ポケベル、PHS、携帯。携帯もガラケーからスマホへと、時代の流れを肌で感じてきました。

本当に便利な世の中になりましたね。

今は、自分の子どもと同じ世代の方々が新しく入社してきています。
こうして次の世代へと引き継がれていくんだなぁと感じています。

今回、表彰状をいただき、これまでのいろんな出来事が思い出されました。
定年まであと数年。

これからの目標は、「健康で毎日を楽しく過ごすこと」です。

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